サービス概要
ペプチド合成は一般的に樹脂上でビルディングブロックと言われるアミノ酸を順次縮合する固相合成によって行われています。糖ペプチドを固相合成する場合、糖アミノ酸とアミノ酸のビルディングブロックを縮合する必要がありますが、この糖アミノ酸ビルディングブロックには、アミノ酸の側鎖に糖鎖が結合しているため、立体的にかさ高い構造を有しております。
そのため通常の縮合反応では、長い反応時間を必要とし、収率低下などの問題も生じます。
本サービスでは、縮合反応の際にマイクロウェーブを照射することにより、反応時間を短縮し、かつ反応効率を上昇させております。
また、合成によって得られた糖ペプチドに対して各種糖転移酵素を作用させることで、N結合型、O結合型などの複雑な構造を持つ糖ペプチドの合成が可能です。
参考文献
- Org.Lett. 2005, 7, 877-80.
- Angew. Chem. Int. Ed. 2005, 44, 2534-37.
- J. Am. Chem. Soc. 2005, 127, 11804-18.
- J. Org. Chem. 2006, 71, 9609-21.
- J. Am. Chem. Soc. 2009, 131, 17102-09.
- Biochemistry 2009, 48, 11117-33.
- J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 16651-56.
- Angew. Chem. Int. Ed. 2011, 80, 1328-31.
本サービスの特徴
- 糖アミノ酸を含むペプチドを合成します。
- 独自の縮合反応により、反応時間・反応効率を改善しております。
こんな人にオススメ
- 市販品で手に入らない糖ペプチドを必要とされる方
- 糖鎖ペプチドの合成でお困りの方
ご相談に際しましては、下記の情報をお知らせ下さい。
- 目的ペプチドの配列
- 糖鎖修飾の箇所
- 修飾糖鎖の構造式
- 必要量
- 必要純度